禿庵

玉置 純子
sumiko-tamaki

清水寺の麓、五条坂に佇む京都の宿「禿庵」。国内外からゲストが集まる心温まるお宿の女将を務めるのが玉置さんです。玉置さんは易学に明るく、将来の不安を取り除いたり、好機を知る応援されています。また京都検定2級を取得され、京都の歴史や知識にも精通しています。今回はそんな玉置さんを取材しました。

(取材日:2022年7月4日)

店名禿庵
住所京都府京都市東山区清水4-197-3
交通アクセス清水五条駅から徒歩10分
鑑定料金11,000円〜
URLhttps://kamuroan.jp/top.html

Q. 禿庵について教えてください。

世界遺産・清水寺まで10分ほどに位置し、2005年に開業した京都の数寄屋造りの家の宿で、3組様(3部屋)の家庭的な宿です。ご縁を頂いたお客様曰く、「京都の親戚の家、実家に帰ってきた」と感じて下さっているようです。

時折、私が旅した過去を回想することがあり、あまり地元の方との関わったり、この人に会いにまたここへ来ようとか思うような心に残る旅(宿)には出会ったというご縁はありませんでした。

なんのご縁があってか?清水寺近くで居を構える事になり、この地で私の思うアットホームでホスピタリーある、私が旅して経験できなかったことを迎える側の立ち位置から、心に残る宿ができるのではないかと思い始めたのが禿庵です。

思い描いた通りに素人ながら楽しい宿になり、お客様との距離感の近さから、お客様からのお悩みを聞いたりご相談事を受ける事も度々・・この時は気づきませんでしたが後の易へとも繋がっていくのです。

*宿の名の禿とは空海秘蔵宝論の【禿樹非定】冬枯れた様に見える樹もやがて芽を出し花を咲かせる
(・・・略・進むべき道は見えてくる)

Q. 易を始めったキッカケは?

2004年の夏の、後に易の教えを請う、〇〇さんとの出会いです。

知人からの紹介で、帝王学を基礎に古典文学にも大変造詣が深く、運命学等でもご活躍のご年配の女性で当初から親しくさせていただきました。

コロナが騒がれる1年半位前(2018年頃)のある日、『この先必ず貴方にとって必要な時が来る・・』と今まで本気で勉強をしようと考えてはいなかったのですが、当時私も何となく「そうかも」との思いから教えていただく事に、大変熱心なご教示で朝から夜遅くまで、長きに渡るところを詰め込んで叩き込んでいただきました。

先生の知識たるもの奥深く、80代とは思えぬ気力と体力で中国史、日本史、宇宙の話へとあらゆる分野にわたりご教示してくださいました。

易学というのかこの学問の深さ幅広さを知らされたのです。しかし全て口伝。書きとめるだけで必死で、その日の教えをしっかりと理解するのにも時間を要しました。実際の鑑定も周りの方々の協力で、様々なケースを勉強させていただきました。

看護師の患者様に向き合う姿勢大切に、1人1人に寄り添い鑑定させていただき、私の経験も加味して、アドバスをしていく事を身につけて参りました。

先生は【方位と時】で値打ちは決まるが口癖でしたので、 【私の時】を知り才能分野や適職等々、わかった上で大切な宝珠を伝授してくだったと思っています。

18年前出会ったOさんの突然の言葉から、易を学び、易のの道に進むとは何とも不思議です、
【芸は身を助ける】の在りし日の祖母の言葉も今となって心に響き、より刻まれています。

Q. 鑑定について教えてくだい。

まず最初に、鑑定依頼はお電話やメールにて、お問合せ下さい。ご相談内容の詳細は、遠方の方はオンラインやお電話でも大丈夫ですが、直接お目にかかるのがよいでしょう。なぜならば、看護師で培かった観察力・直感力・創造力を活かせ、ご相談者様に寄り添い共感的である事に加え、「和願愛語先意承問」に努め、コロナ禍とはいえ、お顔を突き合わせて、お話ししながらですと、よりよい明確なアドバイス出来るからでもあります。

禿庵は、京都の数寄屋造りの一軒家の宿ですので、ご宿泊されての鑑定がお勧めです。深夜には及びませんが、時間的な制限がない事が何よりかと思います。京の都は、平安京の大内裏は風水(四神相応)に、基づいているとも言われます。あなたにとって最適なパワーやエネルギーを満たしてくれたり、浄化してくれる場所へお出かけいただく機会も京都ならではではないでしょうか。

きっと、明日へ、これから先へと繋がっていく旅になることでしょう。

鑑定方法としましては、「生年月日」から導き出すという、「命式(十干十二支陰陽五行から、陰占・陽占を図式)」から生まれ持った要素・性格・思考等意識・適性・才能等、運命の流れ等をあなたにとって必要となるところを詳細にみて参ります。鑑定後は命式(陰・陽占)天冲殺等、五行・本命・同会・守護神・吉星等を書いた物を説明を加えお渡しします。 

Q.どのような相談内容が多いですか。

・結婚や出会いの時期
・職場の人間関係(上司・同僚)
・どんな仕事が向いているのか。
・退職後、あなたの適材適所はどこなのか。 何に向いているのか。
・退職・転職の時期
・夫婦・家族との関係(表向きと違う夫にどう向き合えば良いのか、旦那と母親が仲が悪い)
・もう1人子供が欲しいのですが、いつが最適なのか。
・子供の進路・子供の本質・関わり方
・相性
・自分自身について
・今後、何に気をつければいいのか。
・健康状態
・転居の時期
・あなたの会社が採用する最適な人材とは。
・事業を始める時期、出店する時期

個人のみならず、法人の方、これから事業を始めようとする方のご相談もお待ちしております。今の世の中人と人の軋轢で悩む事も多く、相手を知ることで、どう関っていけば良いかのヒントになります。時には職場の人事にも活用など様々な所で活躍できるのではないでしょうか。

Q. 読者へのメッセージをお願いします。

運命学・算命術・九星気学・四柱推命等々、深い歴史があるものの、創始となる原本そのものが曖昧で、翻訳される方の違い、考え方の違いが生じることで流派も別れているのが現状ですが、奥義が深いゆえに、私なりの解釈も加える必要性を感じていています。

生年月日は、その後の人生に影響を及ぼす大切なものと考えられています。「宿命」は、受胎21日目にいただくとか、「王」となるものは、「王」となるべき日に生む、そこから帝王切開と言われるとか。「生年月日」を一定の法則で導き、「干支」を図表化したものが「命式」です。人体図として表される「陰占(生まれ持った要素)」「陽占(性格・思考等意識できる物)」人が生きる上で身体、心、自然、宇宙は繋がり、自然科学・東洋医学・万象学等々で織り成されいます。

私自身は的中させることが目的ではないように思っていて、人生を前向きに生きる為にお役につことが目的だと思っています。不吉なこと、嫌な事、悪い事を探すのものではありません。

昨今、オカルト的に占を用いているとか聞きます。病気に例えると、医師の診断を100%鵜呑みにしてしまう昭和の時代と違い、患者となる側の知識もマスコミの影響もあり、ある程度の知識を必要としています。オカルト的なことにも騙されない為に、迷った時などに参考にされ為に、どなたでも少し勉強して知識を得られれば、騙されるリスクも減ることでしょう。自分自身のこともある程度まで、「命式」の勉強をすることで、知識を習得できれば、最低限、自分自身のことも、前向きに踏み出せるはずです。

悩んだ時に鑑定してもらう事も良いですが、学ぶ事により、家族のことや自分の内面、職場の人間関係等々、役立つ手段のひとつになり得ます。「転ばぬ先の杖」になるはずです。

現在、自分自身のことを鑑定できるよう、私にはひとりの生徒さんがいます。「命式」の勉強方法を教えています。「命式」は、見えない所を可視化します。命式は一生変わりません。変わるのは毎日、毎月、毎年の時間で、それにより大きく運の流れは変わります。これから「命式」を教えてほしいとおっしゃる方は、お教室では基礎から丁寧にお教えいたします。禿庵を利用した教室でお教えいたしますので、お電話にてご相談下さい。個人でもグループでも可能です